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2008/02/09

準備と実行の勝利

私事ですが、異動があり1/28から新しい職場に出勤しています。
だから「スーパーボウルの日」に休むことは躊躇していました。
でも、私がフットボールオタクであることを知る同僚(米国人)は(流暢な日本語で)「一年で一番大切な日じゃないんですか?」と金曜の夕方、迫ってくれたので、踏ん切りが付きました。(ちなみに、彼は休みませんでした)
富士通のフラッグ・フットボール・チームの保護者の方や選手からも「輿さん、やっぱりペイトリオッツが勝つ?」と聞かれ、
「そりゃ、そうでしょう。アップセットが無いとは言えないけれど」くらいしか応えられなかったボクでした。
あの試合は「アンダードッグがきちんと準備をして(ゲームプラン)、かつ選手全員が試合を通じて実行(execution)し続けたゆえの勝利」だと、本当に感動しました。

パッカーズ・ファンの私が(パッカーズを負かしてNFCチャンピオンとしてスーパーボウルに出た)ジャイアンツに勝って欲しかった、という単なる願望では、あの試合を迎えられません。
願いだけを口にしても勝たせてもらえないのがフットボール。
いや、「いくら準備しても、パスラッシュに磨きをかけても、ブレイディをパニックにでもしないと、あるいはケガでもさせないと勝利はむずかしい」と思い込んでいました。
その裏には「ポストシーズンに入って好調とは言え、イーライって、ホンモノなのか?」という疑い(!)もあったのかもしれません。(ジャイアンツ・ファンの方、イーライ・ファンの方、ごめんなさい)
良く口にするコトバですが「7点差だって、フィールドの端から端まで走るのに10秒。簡単に得点できる」ということ。実際、そうやって逆転されるシーンを、NFLに限らず、たーくさん目にしてきたので「安心できる点差」は、ボクの場合、とても大きなものです。
まして、相手がペイトリオッツ、QBブレイディとWRモス、RBマローニーとRBフォークです。
試合が終わるまで、(にわかジャイアンツ・ファンになった)私は、ドキドキ続きでした。
そのきわめつけが、タイリーのミラクルキャッチでしょうが、あのプレイだけ、ということではないでしょう。それにしても、あのプレイで、主審は良く笛を吹かずに我慢しました。イーライが、どこを掴まれているのか、危険は無いかを、見きわめていたのでしょう。
仮に、怒濤のパスラッシュから逃れたとしても「苦し紛れに投げたパス」は、ハリソンがカバーする(レギュラーシーズンは、わずか4捕球の)タイリーへ。このマッチアップは無茶でしょう。「よくぞ投げた、でもパスは失敗」そんなシーンが、これまで殆どでした。
だからこそ、あそこでの、タイリーの執念は見事でした。
試合を決めたTDパスの時は「やったー!」と叫びました。

いくらアンダードッグでも、自分達の強みを再度評価した上で、知恵をフル動員して準備を行い、選手がその準備をきちんと吸収、理解し、そして試合の時にはフルに発揮すれば勝てる、というお手本でした。
だから、当たり前に強いチームが勝つ試合よりも、より多くの感動をもたらしたと思いますし、何より「フットボールって素晴らしい」と、初めてご覧になった方も思われたのではないかと。

残るはプロボウルの解説、楽しませてもらいます。
先程、ディレクターの方から頂いたご連絡では
「プロボウルの内容だけではなく、2007シーズン振り返り的な作り」

になるそうです。
試合自体はお祭りなので、マジメに解説するのは正直辛い内容だけに、この作りは楽しみです。

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