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2010/02/22

しあわせの隠れ場所(ブラインド・サイド)試写会

報道関係者向けの試写会が先週開かれていて、ある方のご紹介から試写会に潜り込むチャンスを得ました。私の勤務先、汐留にほど近い、西新橋のワーナー・ブラザーズの試写会場でしたが、13時からの試写会でしたので、「堂々と」半休をとって会場へ。
邦訳を読んで、映画を観た人間としての感想は「キャスティングが素晴らしく、小説のポイントを上手く抽出した映画」というものでした。映画に限らず、受け手の感性により、こういう芸術作品の評価は分かれるものですから、「輿が勧めたけれど、面白くない」と言われてしまう可能性もあります。
それでも私は「よかったぁ~」と、会場を出て、プロモーション担当の方に率直な感想を言いました。
そこに、日頃NHK BS1でのNFL中継でお世話になっている通訳の方(たくさんお世話になっているのですが、そのうちのお一人)もいらっしゃって「フットボールファンは、ニヤニヤしながら観るけれど、フットボールを知らない方にも楽しんで頂けますね」とおっしゃっていました。まさにそのとおり。サンドラ・ブロックという女優のファンの方が、それを理由に行かれても楽しめると思います。
私の場合は「フットボール・ファンだから、冒頭のシーンでニヤニヤ」から始まり、「サンドラ・ブロックを始めとするキャスティングに、いちいち納得しながら頷き」、「自分が知ってるストーリーなのに、展開に感動し」、「自分が知ってる結末に近づくにつれてホッとして」、あっと言う間の2時間8分でした。
主人公、マイケル・オアはメンフィスの街から、ミシシッピ大に進学したワケですが、ミシシッピ大所属のSEC(South Eastern Conference)の競合大学から、当然のようにリクルーティングを受けたワケで、そのシーンでは、ルイジアナステイト(当時)のHCとしてニック・セイバン(今はアラバマで2009年度全米チャンプですし、2005-2006はドルフィンスHCでもありました)、そして2004年まで南カロライナHCだった「御大」ルー・ホルツという、当時のホンモノも登場します。プロダクションノートhttp://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/main/pdf/prodNotes.pdf によれば、当時のオーバーン、テネシー、アーカンソー、ミシシッピ大のHCたちも登場しているようです。お詳しい方は、観た瞬間、分かるでしょうね。
ミシシッピ大入学後のシーンは、ホンモノのマイケル・オアーと、その「家族」の写真や、NFLのドラフトでグッデル・コミッショナーがオアーの名前を読み上げるところなどが挿入されていますが、僕らは「その後、このリアルにつながったんだよなぁ」と感慨深げに眺めつつも、フットボールを知らない方々は、そのリアリティに気づくか感動するか、ちょっと不安でした。でも実話と知っていれば「本人の写真のようだ」とは気づくでしょうし、これがサンドラ・ブロックが演じていた本人なのね、道理で似てる。なんて思うでしょうか。
公式サイトはhttp://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/ なんですが、入力するのに覚えやすいように http://www.kakurebasho.jp/ なんて、表記もあるようです。
(試写会後、会社に戻ったのは、悲しいサラリーマンの性でした)
Any Given Sundayや、Remember the Titansなど、フットボールをテーマにした映画は、これまでも多く、日本で公開されています。この作品も高い評価を受けることを期待しています。アカデミー賞には、作品賞と主演女優賞でノミネートされているそうです。
キャスティングが優れていると冒頭に書きましたが、その中でもサンドラ・ブロック以外に書いておきたいのは、その末息子SJテューイを演じるジェイ・ヘッドでしたでしょうか。

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2010/02/11

ブラインド・サイド

以前、ここでも書いたような、いや、まだ書いていないような、本人も定かではないところが問題なのですが、ブラインド・サイドという本、ご存知でしょうか?レイヴンズの右タックル、マイケル・オアーの実名小説です。
2/27から映画が日本で公開されると聞いています。
私は、監訳した河口さんが口を聞いて下さったのか、出版元の講談社から本を贈って頂き、読みました。単にマイケル・オアーの生い立ち紹介本、ということではなくて、米国の社会、地域コミュニティ、高校のフットボール(ビジネス)と学校、大学のフットボール(ビジネス)を取り巻く権益、そもそものフットボール、特にNFLでの歴史(エア・コリエルこと、かつてチャージャーズのパス攻撃を作ったコーチのことや、懐かしい故ビル・ウォルシュのことなど)などなどが詰まっている本です。皆さんにも強くお勧めしたいです。
私は、年末にかけて読んでいたのですが、年内最後のNFL on BS1で豊原アナと組み、ライスボウルで組む関係で、12/30の関大取材、12/31の鹿島取材とご一緒したこともあり、お貸しして読んで頂きました。豊原さんは湘南の方にお住まいなので、都心までの「遠距離」通勤の友として読まれたようでした。今、本はフロンティアーズのスタッフが回し読みしているところです。
小説でのオアー少年の大きさは尋常ではなく描かれていますが、今、彼はNFLのルーキー、さすがにブラインド・サイドではなく、右タックルを任されています。「NFLで飛び抜けて大きい」ことはありません。ブラインド・サイドというコトバが、いつから使われるようになったのか、ブラインド・サイドを守る攻撃ラインが高給取りになったのはいつからか(ジャイアンツのローレンス・テイラーの出現がトリガーです)、などなど話題は尽きません。
興味深かった話題として、ウェスト・コースト攻撃とはビル・ウォルシュが発案したものではなく、ダン・コリエルが「フィールドを広く使えば攻撃に有利」と思ったことが発端だ、というくだりでした。コーチ・コリエルは(私の記憶では)QBダン・ファウツを擁して、WRチャーリー・ジョイナーなどに、ドカン、ドカンと長いパスを通す攻撃スタイルで、まさに一世を風靡した存在ですが、その「フィールドを縦に広げる」発想を、横にしたのがビル・ウォルシュであり、ビル・ウォルシュはコーチ・コリエル一派である、という説明でした。(思い出しながら書いているので、違っていたらゴメンなさい)
このあたりは、NFLの古くからのファンの私も「へえ~」と思いましたし、豊原さんのような方(私よりも干支一回りくらいはお若いです)も「へえ~」と思われたように聞きました。

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2010/02/08

おめでとうセインツ

久しぶりに、スーパーボウル休暇(午前半休ですが..)をとり、生中継を堪能しました。
素晴らしい試合だったと思うと共に、コルツの敗因はインセプリターンTDだけなのかな、と
思い始めました。
テンポの良いパス攻撃だけでなく、ランも好調、守備もフリーニーが途中から本調子でないにしても、攻守にスキの無いコルツに見えたのに。
まして、前半最後にセインツが(私には強引に見えた)4th and goal (short)を失敗してしまい、あれがのちのち響くのではと思いましたが。(次のコルツの攻撃が消極的で1stダウン更新できず、セインツにFGを許したのも、コルツには誤算でしたでしょうか)
スコアは2TD差ですが、それほどの内容の差は無かったにしても、得点差、残り時間、攻守の波、そして魔物のパス、フットボールの要素が詰まるだけ詰まった試合だったと思います。
甲子園ボウル、ライスボウル、スーパーボウル、いずれも試合前の予想(あるいは巷の下馬評)を覆す展開、最後まで分からない試合展開、一人のフットボール・ファンとして、うれしかったシーズンでした。
とりあえず、思いを書かせて頂きました。
後日、フォローなど。

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