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2010/02/11

ブラインド・サイド

以前、ここでも書いたような、いや、まだ書いていないような、本人も定かではないところが問題なのですが、ブラインド・サイドという本、ご存知でしょうか?レイヴンズの右タックル、マイケル・オアーの実名小説です。
2/27から映画が日本で公開されると聞いています。
私は、監訳した河口さんが口を聞いて下さったのか、出版元の講談社から本を贈って頂き、読みました。単にマイケル・オアーの生い立ち紹介本、ということではなくて、米国の社会、地域コミュニティ、高校のフットボール(ビジネス)と学校、大学のフットボール(ビジネス)を取り巻く権益、そもそものフットボール、特にNFLでの歴史(エア・コリエルこと、かつてチャージャーズのパス攻撃を作ったコーチのことや、懐かしい故ビル・ウォルシュのことなど)などなどが詰まっている本です。皆さんにも強くお勧めしたいです。
私は、年末にかけて読んでいたのですが、年内最後のNFL on BS1で豊原アナと組み、ライスボウルで組む関係で、12/30の関大取材、12/31の鹿島取材とご一緒したこともあり、お貸しして読んで頂きました。豊原さんは湘南の方にお住まいなので、都心までの「遠距離」通勤の友として読まれたようでした。今、本はフロンティアーズのスタッフが回し読みしているところです。
小説でのオアー少年の大きさは尋常ではなく描かれていますが、今、彼はNFLのルーキー、さすがにブラインド・サイドではなく、右タックルを任されています。「NFLで飛び抜けて大きい」ことはありません。ブラインド・サイドというコトバが、いつから使われるようになったのか、ブラインド・サイドを守る攻撃ラインが高給取りになったのはいつからか(ジャイアンツのローレンス・テイラーの出現がトリガーです)、などなど話題は尽きません。
興味深かった話題として、ウェスト・コースト攻撃とはビル・ウォルシュが発案したものではなく、ダン・コリエルが「フィールドを広く使えば攻撃に有利」と思ったことが発端だ、というくだりでした。コーチ・コリエルは(私の記憶では)QBダン・ファウツを擁して、WRチャーリー・ジョイナーなどに、ドカン、ドカンと長いパスを通す攻撃スタイルで、まさに一世を風靡した存在ですが、その「フィールドを縦に広げる」発想を、横にしたのがビル・ウォルシュであり、ビル・ウォルシュはコーチ・コリエル一派である、という説明でした。(思い出しながら書いているので、違っていたらゴメンなさい)
このあたりは、NFLの古くからのファンの私も「へえ~」と思いましたし、豊原さんのような方(私よりも干支一回りくらいはお若いです)も「へえ~」と思われたように聞きました。

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コメント

「QBダン・ファウツを擁して、WRチャーリー・ジョイナーなどに、ドカン、ドカンと長いパスを通す攻撃スタイル」、NFLのオープン戦が日本に来たとき、東京ドームで生で見ました。
輿君も見ましたか?
ファウツは来日した前年までの成績は大したレーティングでもなく、凡庸なQBと思ってましたが、その後大化けしたんじゃなかったかな?

投稿: AZ#60 古城 | 2010/03/16 22:12

今日、本が来た〜!
早速読みます。

失礼します。

投稿: アンガス・ヤング | 2010/03/02 21:34

皆さん、コメントありがとうございます。試写会に行く機会に恵まれたので、感想をアップしました。皆さまが劇場公開後ご覧になられると、ますますうれしいです。

投稿: 輿です | 2010/02/22 00:46

日本語訳がでていたことをこちらのブログで知り、すぐに購入致しました。感激です。著者のマイケル・ルイスはアメリカでは非常に有名なノンフィクション作家で、原作のThe Blind Side - Evolution of a Gameもかつて米国人に薦められて読みました。マイケル・オアーの成長とフットボールの歴史を興味深く織り交ぜている展開力はさすがベストセラー作家だと思いました。Amazon.com(米国アマゾン)で原作に対するコメントを見ますと、フットボールがかなり身近な米国人でさえもその戦術の奥深さをこの本を読んで初めて知った、という内容の投稿が多数あり、ベストセラーになったのもうなずけます。主人公がNFL入りする前ですので、純粋に本の魅力に米国人も惹きつけられたという証拠でしょう。マイケル・ルイスは独特のユーモアを織り込んだ言い回しをしますので、翻訳でそのニュアンスを表現するのに苦労したのではないかと推測します。英語で原作を読んだ時のイメージを裏切らない素晴らしい翻訳力です。まだお読みでない方、是非手にとってみてください。ご紹介いただきありがとうございました。

投稿: マイケルルイ子 | 2010/02/21 21:23

はじめて書き込みさせていただきます。

私はあの70年代半ばの「第1次NFLブーム」でマルマンの文房具などを買ってNFLファンになった者です。したがってその頃の記憶・イメージが鮮烈に刻印されております。なので、ドン・コリエルといえば、74年NFC東地区でQBジム・ハート、WRメル・グレイを擁し、開幕7連勝して結局10勝4敗で見事地区優勝を果たしたセントルイス・カージナルスのHCだったときのコリエルを一番に思い出します。
トム・ランドリーのカウボーイズ。ジョージ・アレンのレッドスキンズ。当時NFCでも屈指の強豪2チームのいる東地区で全くノーマークだったカージナルスが優勝したのはかなりの驚きをもたれていたと記憶してます。たしかその年にコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれてませんでしたっけ?
あと、74年といえばブラウンズのエースQBがマイク・フィップスからブライアン・サイプに交代した年で、そのブライアン・サイプを大学時代(サンディエゴ州立大)に指導したのがドン・コリエルでした。
 そういえば、76年に日本で行われた毎日スターボウルで来日した2チームは奇しくもコリエル縁のカージナルスとチャージャースでしたね。

長々とすみません。ちょっとコリエルに反応してしまいました。それでは失礼します。

投稿: tama+1 | 2010/02/16 23:51

映画の邦題が「しあわせの隠れ場所」です。
補足して訂正しますm(_ _)m

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

投稿: がじゅまる | 2010/02/12 20:08

言わずもがなですが・・・

"The Blind Side"の邦題は「しあわせの隠れ場所」です。

御注意ください(^-^;

私、輿さんのブログを見るまで気がつきませんでした(;´▽`A``

投稿: がじゅまる | 2010/02/12 20:05

「ブラインドサイド」は、読み物としてもアメフト事情を知る上でも素晴らしい書籍ですね。
特に、カレッジフットボールについてほとんど知識がなかったので、目から鱗が落ちまくりでした。
同じ著者の「マネーボール」という本は、MLBに関して書かれた本ですが、これも同様に、野球以上にスポーツビジネス書として参考になります。
お時間があれば是非ご覧下さい。

投稿: | 2010/02/12 15:58

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» ブラインド・サイドを読んだ [滑稽本]
ブラインド・サイド。 この本は良い本だ。 イヤ、マジで。 主人公の、マイケル・オアーのポジションはレフトタックルなんだけれども、このポジションが何故重要なのか、という事が分からないと感動もヘッタクレも無い。 よってまず著者は、このポジションが何故重要なの... [続きを読む]

受信: 2010/02/19 22:18

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